事業内容
漏水調査業務
路面音聴調査
この調査は、主に配水管系統についての異常の有無を捉えるものですが、全調査を通じて主体となる作業です。
地中で発生する漏水音を表面(路面)を通じて捉えるため下水の流水音や車輌の走行音・電気音・モーター音・その他の雑音など、いろいろな音が地表を通じて一緒に伝わってくる難しさがあり、現場経験の豊富な熟練した技術者で行います。
同時に弁栓音聴調査(写真右)、戸別音聴調査も実施します。
- 調査方法
- 配管図を携帯し、漏水探知器を使用して2人1組で配水管上の路面を0.6m~1mの間隔で移動しながら漏水を探知します。
このとき探知された異常音を疑似漏水としてチェックし、発生地点を図面上に印して確認調査にまわします。
2人1組でこの作業を行うのは探知もれを防ぐためと保安上の理由からですが、道路幅の狭い所では、1人づつ行う場合もあり、道路幅が広くて給水管の横断があるところでは、本管上と給水管上に分けて行う場合もあります。
なお、この調査は使用水の少なくなる時間帯に行う必要があることから、午後10:00~午前2:00までの時間帯に行います。
トレーサー調査
- ヘリウムガス充填
- 漏水と思われる管路(区間)を仕切り(断水)、分子量が極めて小さなヘリウム(He)ガスを配管内に注入することにより、漏水箇所から噴出したヘリウムガスが地中から地表に向けて拡散移動します。
砂や土粒子の隙間を通過してアスファルトの底面に到着したヘリウムは、地表に向けて水平・垂直方向にアスファルト透過を開始します。
- 漏洩調査
- アスファルト表面に噴出するヘリウムガスは、漏水地点付近を中心に円形のヘリウム濃度分布を描きながら拡散するため、分布の高濃度中心点をトレーサー式漏水発見器によって探知・発見します。
水道施設維持管理業務
- 仕切弁現況調査
- 普段気に留める事のない仕切弁等の現況確認ですが、仕切弁を使用するときは事故や災害発生時の急を要する時です。
平時のうちに緊急時に問題なく使用できるよう確認、管理することが大切です。
- 調査項目
- ・仕切弁の開閉確認
・使用可、不可の確認
・配管図との照合
・現況写真の撮影
水道管洗浄作業
- 水道管には定期的なクリーニングが必要です
- 水道管の洗浄を行っていない水道水は、赤錆の中を通って来ていると言っても過言ではありません。
経年により管内に付着した夾雑物は水質劣化、濁水発生の原因になります。
配水タンク、受水槽と同じく定期的なメンテナンスが必要です。
- 対象事例
- ・残留塩素の数値改善
・濁水による苦情対応
・水系切り替えに対する濁水未然防止
その他の調査工法
- ・水圧測定調査
- ・流方向測定調査
- ・多点相関調査
- ・流量測定調査
- ・監視型漏水調査
- ・管内視鏡調査
- ・ロガ型漏水判別調査